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2024.3.7

カクゴ株式会社ではSDGs推進活動の一環としてCO2排出量の削減に取り組んでいます。

2024.3.7

カクゴ株式会社では、SDGs活動の一環としてCO2の削減のための活動を実施しております。

①CO2排出量の見える化

現在、カクゴ株式会社の事業活動を通して、CO2がどのくらい発生しているか把握するための目安として、電力使用量の合計からCO2発生量に換算した数値を算出しました。月ごとに電力会社から送られてくる電力使用量を数年間分のデータを取得し、月別にCO2排出量を割り出し、月推移が見えるようになりました。また、電気使用量のみならず、社用車のガソリン使用量も把握した上で、CO2排出量の推移を見える化を試みています。観測対象や換算方法、考え方に議論は尽きないと思いますが、この数値が見えたことで、次は自分たちがどのくらいCO2発生量を減らせるのか、目標が見えてきます。

②昨年比20%の削減という目標

電力使用量・ガソリン使用量から換算したCO2排出量について、「今期末までに数値目標として昨年比20%削減」を掲げ、SDGs推進委員会の主導のもとで社内共有しています。

③削減のための施策と効果

電力使用量を削減するために、カクゴ社屋内では、以下のことを実施しています。

A:空調空間の縮小

社内組織体制変更に伴い、もともと1階と2階に分かれていた執務室を2階の1室に統合しました。執務空間を統合することでエアコンや照明器具などの電気使用量を削減できました。また、1階と2階をまたいだ書類回覧のムダも削減でき、社内コミュニケーションがより活発になったという声もありました。

B:2階の執務空間の窓に遮熱シートを取り付け

毎年夏になると執務室にいる社員から「南の窓から入る日差しで窓際エリアが暑い」という声が上がっていました。そこで、窓の断熱性を向上させて室内温度が下がれば、執務環境を改善するとともに、エアコン使用量削減にも繋がると考え、SDGs推進委員会で取組みました。

具体的な改善策として、熱の出入りが著しい窓をLow-E複層ガラスに取り替える前に、まずは、遮熱シートを窓面に貼ってみることで、電力使用量のみならず、環境改善を試みました。遮熱シートは、カクゴ社屋のみならず、クライアント先の施設でも設置する機会が多くなっています。そのため、遮熱シートをカクゴ社屋の窓で試験的に使ってみて、どれだけの効果があるかを温度と電力量を測り、変化をデータで把握することで、クライアントに対して更に具体的に話ができるようになることにも期待したのです。

そして、温度ロガーでシートの貼り付け前後の温度変化を記録したところ、1日平均で約5℃の変化があり、社員も「シートを貼る前後で体感温度が全然違う」と喜びの声があがりました。

C:社内での、こまめな節電を呼びかけ

社内の在室者の省エネに対する意識も重要です。

長時間にわたって人が使用しないようなトイレや会議室などは、照明器具やエアコンのこまめなON/OFFで無駄を極力なくします。そこで、社員意識を高めるため、呼びかけや張り紙などを行い、協力を仰いでいます。この小さな行動の積み重なり、まとまった量の電力使用量を削減できるまで、社員の習慣化を促します。

 

④CO2削減量の進捗

結果、2023年6月から11月までの6ヶ月間について、電力資料量およびCO2削減量が前年比で16.07%削減できているという数値が出ました。

この16.07%がどういう内訳になっているかは、まだ明確には掴めておらず、原因を的確につかむには、厳密な分析・測定方法などを定める必要があります。今わかっている範囲では、多かれ少なかれ執務室を1室に統合したことが、大きな要因のひとつになっていることは間違いなさそうです。

⑤これから

維持の努力継続

この16.07%削減できた状態を、まずは維持するために、私たちができることを実行し続けなければなりません。すぐにできることは、こまめな節電です。社員全員で意識的に取り組み、社員全員が節電を習慣化でき、継続できる状態になることを目指します。

CO2削減を通じた社会貢献活動

CO2削減の取組を通じて電力量を減らせただけでなく、快適な執務環境を作れたことに社員が「喜び」を感じることができました。そして、この執務環境の改善が、社員の健康や業務効率アップにも繋がると考えられます。

このように、健康維持・社員満足度の向上や、会社の生産性の向上にも繋がっているわけですが、これは、ちいさな一つの改善から生まれた、ちいさな良い連鎖です。そのことを、社員全員が意識に留め、「喜び」を感じながらたくさんのCO2削減案をこつこつ実行していきたいと考えています。その結果、CO2削減のみならず、会社が社会に対して良い作用が連鎖して生まれるよう引き続き取り組んでいきます。

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