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2025.10.14

“自分で選ぶ時代”だからこそ企業が語るべき“本音” ― 情報発信と理念浸透の力 ―

2025.10.14

かつて私たちは、テレビや新聞などの限られたメディアを通して情報を受け取っていました。
しかし今は、インターネットやSNSを通じて、誰もが情報を発信できる時代。
一方で、「偏った報道」「メディアバイアス」という言葉もよく聞かれるようになり、
何が本当で何が正しいのかを、私たち自身が判断する必要が出てきています。

人々は、ただ受け取るだけの存在から、自分の価値観を基準に情報を選ぶ存在へと変わりました。
情報を“信じる”のではなく、“見極める”。
そして、“自分に合うもの”を自ら探しにいく。
こうした時代の変化は、企業のあり方にも大きな影響を与えています。

情報があふれる今、求められるのは「整った言葉」よりも「本音」

SNSのコメント欄を見ても、ユーザーはもう表面的な言葉にだまされません。
広告らしい言葉、テンプレート的な理念文、きれいにまとめられたプレスリリースよりも、
「この企業はどんな考えで動いているのか」「誰がどんな想いで決断しているのか」
――そうした“本音”が伝わる発信にこそ、人々は心を動かされます。

報道やメディアの偏りを指摘する声が高まる中で、
企業にも「ありのままを語る覚悟」が求められているのです。
発信内容に一貫性がなく、理念と行動がずれていれば、
すぐに見抜かれ、信頼を失う時代でもあります。

価値観で選ばれる時代、企業は「何を大切にしているか」を見せる存在へ

消費者も、求職者も、投資家も。
あらゆる立場の人たちが“自分に合う企業”を選ぶようになりました。
「待遇」や「商品スペック」よりも、
共感できる価値観や姿勢があるかどうかが判断の軸になっています。

だからこそ企業は、
「私たちは何を大切にしているのか」
「どんな想いでこの事業をしているのか」
「社会にどう貢献したいのか」
――そうした根幹を、きちんと発信することが欠かせません。
理念を“壁に掲げる言葉”ではなく、“日々の行動指針”として浸透させていくことが重要です。

理念を発信することは、理念を“生きる”こと

理念を語ることは簡単ですが、
それを日常の中で“体現”し続けることは難しい。
しかしその姿勢こそが、企業の信頼をつくります。

たとえば社内で理念を共有し、日々の会話や意思決定に反映させる。
お客様への提案や対応の中で、理念を軸に判断する。
そうした積み重ねが、「この会社は言葉に責任を持っている」という信頼へつながっていきます。

理念は発信のための言葉ではなく、存在の証明です。
だからこそ、理念を「発信する」という行為は、
同時に「理念を生きる」という企業の宣言でもあるのです。

信じてもらうために、まず自分たちを信じよう

情報があふれ、報道の偏りが問われる時代だからこそ、
企業が取るべき姿勢は「自分たちの軸を明確にすること」。
理念を形だけで終わらせず、社員一人ひとりがそれを行動に移し、
外に向けて正直に語ることが、最大のブランディングになります。

“自分で選ぶ時代”――
だからこそ、企業もまた、『自分をどう選ばせるか』ではなく、
『自分が何を信じて生きているか』を語る時代なのです。

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