人財採用の現場にいると、最近強く感じる『中小企業が採用で見落としがちなこと』があります。
それは、「求職者の方がコンプライアンスに詳しいケースが増えている」ということです。
特に20代〜30代の求職者は、労働条件や法律について事前に調べていることが多く、
少しでも違和感を感じるとすぐに確認します。
例えば、こんな質問が出ることも珍しくありません。
・この会社は残業代は1分単位で支給されますか
・始業前の掃除や朝礼は勤務時間に含まれますか
・有給休暇は実際に取得できますか
・固定残業代は何時間分ですか
企業側からすると「そこまで気にするの?」と思うような内容でも、
求職者にとっては働く会社を選ぶ大事な判断材料になっています。
まだ残る「昔の感覚」の職場
一方で、中小企業の現場ではまだ次のような慣習が残っている会社もあります。
・始業前に清掃をさせるが時間外として扱っていない
・残業代を正確に計算していない
・上司の強い叱責や圧力が当たり前になっている
・有給休暇を取りづらい雰囲気がある
これらは昔は「よくあること」として扱われていたかもしれません。
しかし今は、明確に違法またはハラスメントと認識されるケースも多くあります。
若い求職者ほどコンプライアンスに敏感
特に若い世代は、コンプライアンスに対して非常に敏感です。
法律違反の可能性がある行為に対しては
「仕方ない」ではなく強い拒絶感を持つ人も少なくありません。
また、最近は年齢に関係なく、
・インターネットで労働法を調べる
・口コミサイトを確認する
・労働基準監督署に相談する
といった行動を取る人も増えています。
企業が気づかないうちに、
会社の評価は外に広がっている可能性があります。
採用が難しい時代だからこそ
今はどの業界でも人材不足と言われています。
その中で採用がうまくいかない会社は、
給与や条件だけでなく、
会社の基本的なルールや環境が原因になっているケースもあります。
特別な制度を作る必要はありません。
まずは、
・勤務時間の扱い
・残業代の計算
・ハラスメントの防止
・有給休暇の取得
といった基本的な部分を整えることが、
採用力を高める第一歩になります。
採用は「会社の体質」が見える場所
求職者は、面接や求人票を通して会社の体質を敏感に感じ取っています。
採用がうまくいかないとき、「人がいないから仕方ない」と考える前に、
自社の働き方やルールが今の時代に合っているかを見直してみることも大切です。
採用は、会社の体質がもっとも見える場所だからです。
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