「カクゴでは、毎朝、経営理念を唱和しています。」
そう話すと、
「宗教みたいですね」
「ブラック企業っぽいですね」
と言われることがあります。
確かに、言葉だけ聞くとそう感じる人もいるかもしれません。
ですが、私たちには毎日続ける理由があります。
人は「正しいこと」を忘れる
朝礼で理念を唱和しなくても、社員はみんな良い人です。
お客様を大切にしたい。
仲間と協力したい。
会社を良くしたい。
そう思っています。
しかし、人は忙しくなると目の前の仕事に追われます。
焦る。
イライラする。
自分の都合を優先する。
楽な方に流される。
そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
だからこそ、毎朝、
「私たちは何のために仕事をするのか」
を確認する時間が必要だと考えています。
声に出すことには意味がある
心理学では「プロダクション効果(Production Effect)」という現象があります。
黙読するより、声に出した言葉の方が記憶に残りやすいというものです。
また、脳は繰り返し触れる情報を「重要な情報」と判断し、判断基準として使いやすくなると言われています。
一度聞いた言葉よりも、毎日声に出した言葉。
その方が、迷ったときの拠り所になります。
野球選手が毎日素振りをするのと同じ
プロ野球選手は、
「昨日素振りしたから今日はいいや」
とは言いません。
サッカー選手も、
「パス練習はもう覚えたから必要ない」
とは言いません。
基本を繰り返すから、試合で自然に体が動きます。
理念も同じです。
困ったときだけ思い出そうとしても、簡単には思い出せません。
普段から繰り返しているからこそ、判断に迷ったときに自然と行動に表れます。
本当に危険なのは「理念を唱和する会社」ではなく「理念を忘れた会社」
私は、理念を唱和すること自体が大事なのではなく、
同じ方向を向こうとする姿勢
が大事だと思っています。
理念が共有されていない組織では、
- 部署ごとに言うことが違う
- 上司によって判断基準が違う
- お客様より自分の都合を優先する
- 社員同士が不信感を持つ
といったことが起こりやすくなります。
組織の問題の多くは、能力不足ではなく「価値観のズレ」から生まれるからです。
理念は、額に入れて飾るものではない
理念は作ることが目的ではありません。
壁に貼ることでもありません。
毎日思い出し、
迷ったときに立ち返り、
判断基準として使う。
そのために、カクゴでは今日も朝礼で理念を唱和します。
宗教みたい、ブラック企業みたい、と思われても構いません。
私たちが目指しているのは、
「全員が同じ方向を向き、お客様から認められ、強く必要とされ続ける組織」
だからです。
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