採用がうまくいかないのは、なぜか?
「うちは人柄をみている」「会社の考えに共感してくれる人に来てほしい」
そう話す企業は多くあります。
ですが、人財採用サービスを通じて私たちが感じるのは、
理念や考え方に共感して応募しても、最終的には辞退されるケースが多いという現実です。
理由を聞くと、
「退職金制度がなかった」
「残業が常態的に多かった」
「別の会社の方が安心できた」
といった“条件面”がほとんど。
求職者は理念で心を動かされても、現実では生活と安心を基準に判断しています。
つまり、採用で選ばれない本当の理由は利益構造と社員への還元体制にあります。
やりがい、職場環境・風土だけでは勝てない時代へ
近年、どの業界も人材不足が続き、採用市場は“売り手優位”です。
そのなかで企業は「理念共感型採用」や「働きがい重視」を掲げますが、
実際の選考では、求職者が冷静に比較検討しています。
「理念に共感したけど、家族の将来を考えると、もう少し安定した会社を選びました」
これは私たちがよく聞くフレーズです。
共感だけで選ばれる時代は終わり、理念×制度×信頼の総合力で選ばれる時代へと変わっています。
利益を出し続ける企業だけが、社員に還元できる
企業が理念を語るとき、その言葉に「重み」が生まれるのは、
数字で支えられているときです。
利益が出ていなければ、給与・賞与・教育費・福利厚生といった
“社員への投資”を継続できません。
どんなに良い想いを持っていても、還元できなければ信頼は積み上がらないのです。
採用活動は、企業の「外向きの顔」です。
だからこそ、利益を出し続け、社員に還元し続けているかどうかが、
“言葉の信頼度”を決めるのです。
利益と還元の循環が、採用力をつくる
利益が上がっても、内部留保ばかり増えていくと、
社員は「頑張っても報われない」と感じてしまいます。
反対に、利益を社員にしっかり還元する企業は、
- 離職率が下がる
- 紹介応募が増える
- 面接時の説得力が増す
という好循環を生み出しています。
これは採用のための「施策」ではなく、経営改善の結果。
採用で選ばれる企業とは、理念を語りながら、
その理念を支える仕組みを利益で裏づけている企業です。
採用で選ばれる会社になるために
採用がうまくいかない、内定辞退が続く。
そのときこそ見直すべきは、採用手法ではなく利益構造です。
- 売上ではなく「付加価値(利益)」を増やすこと
- 利益を社員に還元し、信頼を積み上げること
- 結果として、理念が“本物”として伝わること
採用活動は、ブランディングではなく経営の結果。
利益構造を整え、社員に還元し続ける企業こそ、選ばれる企業です。
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