ロサンゼルス・ドジャースがワールドシリーズ優勝を果たし、日本人選手3名の活躍が世界を沸かせました。その中心にいたのが、大谷翔平選手。彼は少年時代、イチロー、松井秀喜、ダルビッシュ有という3人のスターに「憧れ」を抱いて育ったと語っています。そんな彼の原点は、純粋な憧れから生まれる“なりたい自分を明確に思い描く力”にありました。
大人になると「憧れ」が「嫉妬」や「妬み」に変わる理由
私たちは歳を重ねるにつれ、不思議と「憧れる」という言葉を使わなくなります。
代わりに心の奥に芽生えるのは、「あの人は恵まれている」「自分ばかり報われない」という感情。
それが「嫉妬」や「妬み」です。
憧れ:相手の成功を自分の可能性として捉える前向きな感情
嫉妬・妬み:相手の成功を“自分の欠如”と比較してしまう後ろ向きな感情
つまり、比較の矢印がどこを向いているか?が大きな分かれ道になります。
嫉妬を「憧れ」に変える3つの視点
では、どうすれば「嫉妬」を「憧れ」に変えられるのでしょうか?
人財育成の観点からは、次の3つのステップが効果的と考えます。
・相手の努力を想像する
結果だけでなく、その裏にある「地道な継続」「努力の積み重ね」に目を向ける。
・自分の行動目標に落とし込む
「自分もああなりたい」で終わらせず、少しでも近づくために「まずはこれをやってみよう」と言語化する。
・他者の成功を祝福する習慣を持つ
「おめでとう」と言える大きな器と寛容な心を育てる意識を持ち続ける。
これらは教育現場や企業の人財育成でも応用できる“心の習慣づくり”です。
「憧れ」は人格を磨くきっかけ
大谷翔平選手が語る「憧れ」には、単なる尊敬や模倣を超えた“自分を高める力”があります。
彼は誰かを羨むのではなく、「あの人のように努力できる自分でありたい」という姿勢を貫いているのではないでしょうか。
憧れとは、他人を見る目ではなく、自分を磨くための鏡なのです。
嫉妬や妬みを感じたときこそ、「自分の中にある憧れの種」に気づくチャンス。
嫉妬で心をすり減らすのではなく、憧れを抱き続けることで人格を磨く習慣を身に着けませんか?
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