「建設会社を数社比較して、一番安い会社にお願いしたい。」
工場の新築や増築をご検討されるお客様から、よくいただくご相談です。
もちろん、建設会社を比較すること自体は悪いことではありません。
しかし、比較するタイミングを間違えると、数千万円単位で損をしてしまう可能性があります。
「まだ何も決まっていない」のに見積りを比較していませんか?
例えば、
- 建物の大きさはおおよそ決まっている
- 建設予定地はある
- でも、レイアウトや設備、運用方法はまだ決まっていない
そんな段階で複数の建設会社へ概算見積を依頼するケースがあります。
一見すると、早い段階で価格を比較できて効率が良いように思えます。
しかし、この時点では本当の意味で比較はできていません。
なぜ比較できないのか
その理由は、各社が異なる前提条件で見積を作成しているからです。
例えば、
- 建物の構造
- 基礎の考え方
- 地盤への対応
- 設備の仕様
- 将来の増築を考慮するか
- 生産ラインや物流動線の考え方
これらが決まっていない状態では、各社がそれぞれの考えで見積を作ります。
つまり、
価格だけを比べても、「何が違ってこの金額なのか」が分からないのです。
安いと思って契約した後に、
「その仕様は含まれていません。」
「変更すると大幅な増額になります。」
「これは追加工事になります。」
ということも珍しくありません。
本当に比較すべきなのは建設会社ではありません
まず考えるべきことは、
「どんな工場なら、これからの経営にとって最適なのか。」
ということです。
- 生産性は向上するか
- 人手不足に対応できるか
- 将来の増設に対応できるか
- メンテナンスしやすいか
- 働きやすい環境になるか
こうした事業計画が整理され、施設計画として大きさや運用方法が決まって初めて、建設会社を同じ条件で比較できます。
その段階であれば、
- 提案内容
- 品質
- 工法
- 工期
- 金額
を正しく比較できるようになります。
「建物」をつくる前に、「経営」を設計する
建物は何十年も使い続ける経営資産です。
だからこそ、
「どの建設会社が一番安いか。」
ではなく、
「どんな工場が会社の未来をつくるのか。」
を先に考えることが重要です。
建設会社を比較することは必要です。
しかし、それは事業計画・施設計画が固まった後で十分間に合います。
比較するタイミングを一つ間違えるだけで、建物の価値も、将来の利益も、大きく変わることがあります。
だから私たちは、建設会社を選ぶ前に、まずお客様と一緒に「経営にとって最適な施設計画」を考えることを大切にしています。
NEWS
お聞かせください、
未来のこと。
無料カウンセリングはこちら

