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2026.1.15

増産・減産に悩む中小製造業へ | 経営判断を止めないための「モヤモヤ整理メソッド」

2026.1.15

大幅な増産要請。
一方で、大幅な減産予測。

中小製造業の経営者・役員・工場長のもとには、
今、様々な情報と判断材料が同時に押し寄せています。

設備投資を進めるべきか。
人を増やすべきか。
それとも、守りに入るべきか。

考えなければならないことは山ほどあるのに、
会議をしても、話し合っても、なぜか決まらない。

「情報が足りないからだろうか」
「もう少し様子を見るべきなのだろうか」

そう感じながら、
判断を先送りにしている企業も少なくありません。

ですが、私たちは現場で何度も見てきました。
経営判断が止まっている原因は、情報不足ではありません。

経営が止まる本当の理由は「モヤモヤの放置」

増産・減産の局面では、経営者の頭の中に次のようなものが同時に存在します。

  • 現場は本当に回るのかという不安
  • 今投資して回収できるのかという恐れ
  • 人が育っていないことへの焦り
  • 取引先の動向が読めない違和感

これらが整理されないまま混ざり合うと、
「何が問題で、何を決めるべきか」が見えなくなります。

すると会議では、

  • 「人が足りない」
  • 「設備が古い」
  • 「今はタイミングじゃないかもしれない」

といった話が繰り返され、
結果として「決断しない」という判断だけが積み重なっていきます

正解を出す前に必要なのは「判断できる状態」をつくること

ここで大事なのは、
正しい増産判断・減産判断を出すことではありません。

まず必要なのは、
判断できる状態まで思考を整理することです。

カクゴでは、
この状態をつくるために「モヤモヤ整理メソッド」を使っています。

カクゴの「モヤモヤ整理メソッド」

このメソッドは、特別なツールや難しい理論を使いません。
現場で実際に動かすための整理に徹しています。

ステップ1|モヤモヤをすべて出す=現状把握

まずは、正しい・間違っているを判断せずに、
不安・違和感・懸念をすべて言葉にします。

ステップ2|事実と感情を分ける

「売上が不安だ」という言葉を、

  • 数字という事実
  • 将来への不安という感情
    に分けて整理します。

ステップ3|ありたい経営状況を可視化する

  • ありたい経営状況を数値で可視化する
  • ありたい経営状況を組織図で可視化する
  • ありたい経営状況をレイアウト図で可視化する

ステップ4|現状とありたい姿のギャップを洗い出す

「検討する」「考える」で終わらせません。
何が解決したら、ありたい姿に近付くのかをを徹底的に洗い出します。

ステップ5|現場が動ける粒度まで落とす

やらなきゃいけないことがたくさんあるよね…で終わらせずに
課題をいつまでに誰がどうやって解決するか、まで決定します。

事例|増産判断に悩んでいた工場で起きた変化

ある製造業では、取引先から大幅な増産要請がありながら、
設備投資に踏み切れず、判断が長期間止まっていました。

Before

  • 経営:投資リスクが気になり踏み切れない
  • 工場長:現場はすでに限界
  • 現場:忙しいが先が見えず疲弊

会議では「人が足りない」「設備が古い」という話だけが続いていました。

整理した結果

モヤモヤを整理すると、

  • 今すぐ手を打つべき工程の詰まり
  • 半年後に判断すればよい設備投資
  • 投資をせずとも改善できる配置・運用

が混ざっていただけだと分かりました。

タスクを切り分け、
今やること/後でいいことを明確にしたことで、

  • 一部工程の人員配置を即変更
  • 投資判断は3か月後に再検討
  • 教育・引き継ぎを週単位タスク化

経営判断が一気に前に進みました。

重要なのは、
情報が増えたのではなく、整理されたことです。

カクゴが大事にしている考え方

私たちが一貫して大事にしているのは、

  • 机上の理論で終わらせない
  • 現場が動かなければ意味がない
  • 「誰がやるか」を曖昧にしない
  • 数字・仕組み・人を切り離さない

という姿勢です。

モヤモヤを整理し、
行動に変わるところまで落とす。
そこまでやって、初めて経営判断は意味を持ちます。

増産か減産か、その前にやるべきこと

増産か、減産か。
その答えを急ぐ前に、ぜひ一度立ち止まってみてください。

  • モヤモヤは整理されていますか
  • 問題と課題は分かれていますか
  • タスクになっていますか
  • 誰がいつまでにやるか決まっていますか

モヤモヤは悪いものではありません。
放置することが、最大のリスクです。

整理すれば、
次の一手は必ず見えてきます。

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