大幅な増産要請。
一方で、大幅な減産予測。
中小製造業の経営者・役員・工場長のもとには、
今、様々な情報と判断材料が同時に押し寄せています。
設備投資を進めるべきか。
人を増やすべきか。
それとも、守りに入るべきか。
考えなければならないことは山ほどあるのに、
会議をしても、話し合っても、なぜか決まらない。
「情報が足りないからだろうか」
「もう少し様子を見るべきなのだろうか」
そう感じながら、
判断を先送りにしている企業も少なくありません。
ですが、私たちは現場で何度も見てきました。
経営判断が止まっている原因は、情報不足ではありません。
経営が止まる本当の理由は「モヤモヤの放置」
増産・減産の局面では、経営者の頭の中に次のようなものが同時に存在します。
- 現場は本当に回るのかという不安
- 今投資して回収できるのかという恐れ
- 人が育っていないことへの焦り
- 取引先の動向が読めない違和感
これらが整理されないまま混ざり合うと、
「何が問題で、何を決めるべきか」が見えなくなります。
すると会議では、
- 「人が足りない」
- 「設備が古い」
- 「今はタイミングじゃないかもしれない」
といった話が繰り返され、
結果として「決断しない」という判断だけが積み重なっていきます。
正解を出す前に必要なのは「判断できる状態」をつくること
ここで大事なのは、
正しい増産判断・減産判断を出すことではありません。
まず必要なのは、
判断できる状態まで思考を整理することです。
カクゴでは、
この状態をつくるために「モヤモヤ整理メソッド」を使っています。
カクゴの「モヤモヤ整理メソッド」
このメソッドは、特別なツールや難しい理論を使いません。
現場で実際に動かすための整理に徹しています。
ステップ1|モヤモヤをすべて出す=現状把握
まずは、正しい・間違っているを判断せずに、
不安・違和感・懸念をすべて言葉にします。
ステップ2|事実と感情を分ける
「売上が不安だ」という言葉を、
- 数字という事実
- 将来への不安という感情
に分けて整理します。
ステップ3|ありたい経営状況を可視化する
- ありたい経営状況を数値で可視化する
- ありたい経営状況を組織図で可視化する
- ありたい経営状況をレイアウト図で可視化する
ステップ4|現状とありたい姿のギャップを洗い出す
「検討する」「考える」で終わらせません。
何が解決したら、ありたい姿に近付くのかをを徹底的に洗い出します。
ステップ5|現場が動ける粒度まで落とす
やらなきゃいけないことがたくさんあるよね…で終わらせずに
課題をいつまでに誰がどうやって解決するか、まで決定します。
事例|増産判断に悩んでいた工場で起きた変化
ある製造業では、取引先から大幅な増産要請がありながら、
設備投資に踏み切れず、判断が長期間止まっていました。
Before
- 経営:投資リスクが気になり踏み切れない
- 工場長:現場はすでに限界
- 現場:忙しいが先が見えず疲弊
会議では「人が足りない」「設備が古い」という話だけが続いていました。
整理した結果
モヤモヤを整理すると、
- 今すぐ手を打つべき工程の詰まり
- 半年後に判断すればよい設備投資
- 投資をせずとも改善できる配置・運用
が混ざっていただけだと分かりました。
タスクを切り分け、
今やること/後でいいことを明確にしたことで、
- 一部工程の人員配置を即変更
- 投資判断は3か月後に再検討
- 教育・引き継ぎを週単位タスク化
経営判断が一気に前に進みました。
重要なのは、
情報が増えたのではなく、整理されたことです。
カクゴが大事にしている考え方
私たちが一貫して大事にしているのは、
- 机上の理論で終わらせない
- 現場が動かなければ意味がない
- 「誰がやるか」を曖昧にしない
- 数字・仕組み・人を切り離さない
という姿勢です。
モヤモヤを整理し、
行動に変わるところまで落とす。
そこまでやって、初めて経営判断は意味を持ちます。
増産か減産か、その前にやるべきこと
増産か、減産か。
その答えを急ぐ前に、ぜひ一度立ち止まってみてください。
- モヤモヤは整理されていますか
- 問題と課題は分かれていますか
- タスクになっていますか
- 誰がいつまでにやるか決まっていますか
モヤモヤは悪いものではありません。
放置することが、最大のリスクです。
整理すれば、
次の一手は必ず見えてきます。
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