私たちは人財採用サービスを行っているため、日々さまざまな求職者の職務経歴を見る機会があります。
そこで最近驚くのが、
「入社してまだ3か月なのに転職を希望している人」
が珍しくないことです。
また、1〜2年ごとに転職を繰り返している方も少なくありません。
もちろん転職自体が悪いことではありません。自分に合った環境を探すことも大切です。
しかし、その一方で企業側も考えなければならないことがあります。
人は給料だけで辞めているわけではない
DODAが公表している転職理由ランキング(2025年度版)では、
1位 給与への不満
2位 労働時間への不満
3位 成果への評価への不満
4位 尊敬できる人がいない
5位 社内の雰囲気が悪い
となっています。
興味深いのは、上位5つのうち3つが「人」や「組織」に関する理由であることです。
給与や労働時間の改善はもちろん重要です。
しかし実際には、
- 自分の頑張りが評価されない
- 成長できると実感できる先輩や上司がいない
- 相談できる環境がない
- 組織とのつながりを感じられない
といった理由で離職している人も多いのです。
採用して終わりになっていないだろうか
採用に苦労している企業は増えています。
求人広告を出す。
スカウトを送る。
採用サイトを整備する。
一方で、入社後について聞くと、
「現場に任せています」
という会社も少なくありません。
新人が入社したら現場へ引き継ぎ。
あとは忙しい現場が教育を担当する。
会社として育成方針や対話の仕組みがない。
これでは、社員は何を期待されているのか分からず、不安を抱えたまま働くことになります。
そしてその不安の先にあるのが、転職サイトへの登録です。
人は仕事ではなく孤独で辞める
私たちがお客様企業の改善支援を行う中でも感じるのは、
「仕事が大変だから辞める人」よりも、「誰も自分を見てくれていないと感じて辞める人」の方が多い
ということです。
何を期待されているのか分からない。
頑張っても評価されない。
困っていても相談できない。
こうした状態が続けば、会社への信頼は少しずつ失われていきます。
定着率は採用力ではなく育成力で決まる
カクゴでは、採用はゴールではなくスタートだと考えています。
だからこそ、
- 目標設定
- 定期的な面談
- 評価制度の運用
- 研修や育成
といった仕組みを通じて、入社後の成長を支援しています。
採用難の時代だからこそ、採用手法ばかりに目が向きがちです。
しかし本当に重要なのは、
「入社した人が、この会社で頑張りたいと思える環境をつくれているか」
ではないでしょうか。
転職理由ランキングの上位を見ると、給与以外の多くは企業の関わり方で改善できる項目です。
採用できる会社よりも、定着する会社へ。
これからの採用活動には、その視点がますます求められていると感じます。
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