中途採用がうまくいかなかったとき、
「マッチングが悪かった」という言葉で片づけられることがあります。
しかし実際には、
選考時に相互理解を尽くしていたとしても、入社後に“期待値のズレ”が生じることは避けられません。
これは採用の失敗ではなく、
中途採用という仕組み上、必ず起こるものです。
重要なのは、
そのズレを「誰の責任」にするかではなく、どう扱うかです。
中途採用で必ず起こる「期待値のズレ」
中途採用では、企業側も入社者側も、限られた情報の中で判断をしています。
- 企業側は「これくらいはできるだろう」
- 入社者側は「ここまで任されるとは思っていなかった」
このような認識の違いは、
能力や意欲の問題ではなく、前提条件や経験の違いから生まれます。
だからこそ、
期待値のズレは「問題」ではなく、
すり合わせが必要なプロセスとして捉えることが重要です。
中途採用がうまくいく会社の共通点
中途採用が定着し、成果につながっている会社ほど、
「受け入れ」を個人任せにしていません。
意識していること(考え方)
- 期待値のズレは、起こる前提で捉えている
- 即戦力であっても、自社の判断基準や文化に慣れる時間は必要だと理解している
- 受け入れや育成は、経営者だけでなく現場リーダーも含めた組織全体の役割である
- 成果を早く出すためにも、最初の認識合わせが重要だと考えている
ここで大切なのは、
「マッチングが悪かったから対応する」のではないという点です。
マッチングができていたとしても、
入社後のすり合わせがなければ、力を発揮することはできません。
実際に行っていること(明確な行動)
考え方だけでなく、行動としても共通点があります。
- 入社後に改めて、役割・成果・任せる範囲を言語化して共有する
- 現場での判断基準や優先順位を、実務の中で具体的に伝える
- 定期的な対話の場を設け、認識のズレを早期に修正する
- 困ったときに相談できる相手や判断の拠り所を明確にする
- 経営と現場でメッセージがぶれないよう、社内で共通認識を持つ
これらはすべて、
中途採用を成果につなげるための合理的な取り組みです。
入社者側にも求められる姿勢がある
期待値のすり合わせは、企業側だけの役割ではありません。
入社者側にも、意識しておいてほしいポイントがあります。
意識しておきたいこと
- 前職の成功体験が、そのまま正解になるとは限らない
- 期待値のズレは、どちらか一方の問題ではない
- 信頼は、成果だけでなく姿勢や対話の積み重ねで築かれる
行動として大切なこと
- 期待されている役割や成果を、自分から確認する
- 判断に迷うことや不明点は、早めに相談する
- まずは業務や背景を理解することに時間を使う
- 小さな進捗や気づきも、言葉にして共有する
中途採用の成否を分けるのは「最初の向き合い方」
中途採用は、採用がゴールではありません。
入社後、
企業と入社者が同じ方向を向き、
同じ期待値で動けるようになること。
そのためのすり合わせを
個人の努力に任せるのではなく、意識と行動として整理できているかが、
中途採用の成功率を大きく左右します。
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