
2025年ノーベル生理学・医学賞を受賞された、大阪大学の坂口志文先生。
先生の座右の銘は「一つ一つ」だそうです。
長い年月をかけて地道に研究を積み重ね、世界を変える発見にたどり着いたその姿勢は、私たちが日々取り組む経営数値改善・現場改善のあり方とも重なります。
■DXに“魔法のスイッチ”はない
日本では「DX=デジタルツールを導入すること」と思われがちです。
しかし、私たちはそこに一足飛びはないと考えています。
どんな優れたシステムも、現場の仕組みやルールが曖昧なままでは定着しない。
まずはアナログで、実際に人が動く仕組みをつくり、回し、改善する。
この“アナログプロセス”こそが、DXの最初の一歩です。
アナログで仕組みを確立できれば、あとはその部分をデジタルに置き換えるだけ。
それが、手戻りのないDXであり、現場が動くDXの本質です
■ 「一つ一つ」の積み重ねが、企業を変える力になる
カクゴのサービス提供においても、
最初の取り組みは小さな一歩から始めます。
「まずは見える化を1工程だけやってみよう」
「帳票を紙からExcelにしてみよう」
「組織図単位で人材分布を把握してみよう」
その“小さな一歩”を確実に積み上げることで、組織が自走し始め、
やがて会社全体の仕組みが変わっていきます。
考えているだけでは前に進めません。
考えたら行動。行動したら改善し、失敗も糧にする。
それを月・週・日・時間単位で繰り返していく。
まさに坂口先生の「一つ一つ」の精神が、DXの成功プロセスそのものなのです。
■ “スピード”よりも“方向性”を大切に
特にお伝えしたいのは、
DXを“導入”ではなく“進化のプロセス”として捉えることの大切さです。
焦らず、一つひとつの仕組みを確実に整えながら、社員が自ら動ける文化を育てていく。
その延長線上に、持続可能なDXが存在します。
坂口志文先生の「一つ一つ」という言葉には、
“時間をかけてでも確実に前に進む”という信念が込められていると推測します。
一つ一つ、確実に前進を。
私たちも、その信念を大切にしながら、企業の未来を共につくっていきます。
NEWS
お聞かせください、
未来のこと。
無料カウンセリングはこちら