
近年、芸能人のコンプライアンス違反や不祥事が世間を賑わせていますが、これは芸能界だけの話ではありません。
社員一人の発言や行動が、企業のブランドや取引の信用を一瞬で揺るがす時代になっています。
中小企業においては一人の行動が経営に与える影響はさらに大きく、
「会社を守るための最初の砦は“人”そのもの」と言っても過言ではありません。
「社員には常識があるはず」「教育は現場に任せている」という考え方は、残念ながら通用しなくなりつつあります。
仕組みと日常のコミュニケーションで、社員全員が“迷わず正しい行動を取れる”状態をつくることが、
経営リスクを減らす最大の武器です。
■ “人として正しい行動”を当たり前にする難しさ
常識や倫理観は社員ごとに異なり、自然に「同じ基準」で動くことは難しく、
問題が発生した背景には、本人の意識だけでなく、「なんとなく見過ごす文化」や
「仕組みの不在」が潜んでいることが多いです。
だからこそ経営者に求められるのは、「ルールや理念を浸透させる仕組み」と
「日常的なコミュニケーション」の両立です。
■カクゴの事例:毎日5分の1on1と月2回の深掘り面談
カクゴでは、“社員一人ひとりの行動が会社を代表する”という強い意識のもと、
・月2回の1on1(60分程度の深掘り面談)
・毎日の5分対話
を実施しています。
毎日の5分対話は、上司と社員が昨日の振り返りと次の手立てを共有する時間です。
わずか5分でも、迷いや小さな違和感を即座に言語化・解消できる仕組みです。
さらに月2回の1on1では、キャリア観や価値観のすり合わせまで踏み込み、
理念と個人の思いをつなげるマネジメントを行っています。
こうした仕組みにより、社員は自らの判断に自信を持ち、経営陣は現場の空気を正しく把握できる体制を構築できます。
結果として、コンプライアンス違反だけでなく会社の考えとズレた行動の芽を早期に摘む組織文化を形成しています。
■経営者にとっての投資価値
こんなに個人に時間を使えない、使うほど価値がない、と思われるかもしれませんが
以下のような投資価値があるのではないでしょうか。
・不祥事や炎上のリスクを低減し、取引先・顧客からの信頼性を強化
・社員が安心して働き、主体的に成長できる環境を整えることで、組織の持続可能性を高める
・「人財育成はコストではなく経営基盤の投資」という意識が、企業全体の成長に直結する
■本気の育成文化が未来を変える
芸能界でのコンプライアンス違反の話題は、私たち企業にも「人をどう育てるか」「どう守るか」という問いを投げかけています。
人財育成やコンプライアンス教育を“イベント”ではなく“日常の仕組み”に落とし込むことが、
リスク回避だけでなく、社員の成長と会社の信頼を高める最大の戦略です。
カクゴでは、毎日の5分対話・月2回の1on1を軸にした本気の育成文化で、「正しい行動が当たり前の組織」を築いています。
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