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永続企業経営研究

2026.8.25

カクゴの永続企業研究 #03 会社の品格は、社員一人ひとりの人格から生まれる。叶 匠壽庵に学ぶ永続企業の本質

2026.8.25

私たちは、永く続く企業には共通点があると考えています。

それは、

  • 理念が社員一人ひとりに浸透していること
  • 人財育成を経営の中心に置いていること
  • 特定のものに依存しない経営基盤を築いていること

叶 匠壽庵では、特に「理念浸透」と「人財育成」の重要性を強く感じました。

現地で確認できたこと

勤続60年を超えるお二人からお話を伺う機会がありました。

長年会社を支えてこられたお二人から感じたのは、経験による頑固さではありません。

時代の変化を受け止めながらも、大切な価値観を次の世代へ受け継ごうとする姿勢でした。

「お客様がいることで、自分たちは仕事をさせていただいている。」

という言葉が何度も語られました。

その考え方は、新入社員研修で使用している『にんげんだもの』というDVD教材で感じた叶 匠壽庵の企業文化そのものであり、
一時的な取り組みではなく、何十年にもわたって受け継がれてきた価値観なのだと感じました。

さらに、最も印象に残った言葉があります。

「社員一人ひとりが人格を磨くことにより、品物にも品格ができ、会社にも品格ができる。」

商品の品質だけではなく、会社の品格も、人の在り方から生まれる。

永続企業だからこそ、人財育成の出発点を「人格」に置いていることが、とても印象的でした。

理念は、行動に表れる

この考え方は、お話だけではありませんでした。

昼食後、外へ出ると雨が降っていました。

傘が足りず困っていた私たちに、従業員の方が、

「プライベートの傘ですが、どうぞお使いください。」

と、ご自身の傘を貸してくださいました。

その心遣いに感動するとともに、「お客様を大切にする」という理念が自然な行動として表れていることを感じました。

さらに、別の店舗でその傘を返却した際も、受け取った従業員の方は特別驚く様子もなく、ごく自然に対応してくださいました。

一人の素晴らしい対応ではなく、それが会社全体の当たり前になっている。

理念は掲げるものではなく、社員一人ひとりの行動に表れるものだということを、改めて実感した出来事でした。

カクゴの考察

今回の訪問を通じて、私たちの仮説である「理念浸透」と「人財育成」の重要性を改めて確認することができました。

特に印象的だったのは、

「精神文化は変えてはいけない。教育とは血を通わすこと。」

という言葉です。

マニュアルや研修だけでは、本当の企業文化は受け継がれません。

日々の仕事や先輩の姿勢を通じて、「なぜそうするのか」という想いまで伝えていくこと。

それこそが、人が育ち、理念が浸透する組織をつくるのだと感じました。

また、叶 匠壽庵では「接客」を目指しているのではなく、「相手を感動させること」を大切にされていました。

その根底には、「お客様がいてくださるから仕事をさせていただける」という感謝の心があります。

この考え方は、お客様だけではなく、社内の人間関係にも表れているように感じました。

私たちが実践したいこと

私たちカクゴも、「お客様から認められ、強く必要とされる会社」を目指しています。

そのためには、自分たちの価値を伝える前に、お客様が何を求め、どこに満足や感動を感じるのかを考え続ける姿勢が欠かせません。

また、社内においても、知識や技術だけではなく、考え方や想いまで受け継ぐ「血の通った教育」を実践し、一人ひとりが人格を磨き続ける組織をつくっていきたいと思います。

カクゴの永続企業研究メモ

研究テーマ:理念浸透・人財育成

今回見えたこと

  • 理念は、言葉ではなく行動に表れる。
  • 人財育成とは、知識ではなく精神文化を受け継ぐこと。
  • 会社の品格は、社員一人ひとりの人格によってつくられる。

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