3月の最終週に近づくと、求職者の応募数が増えます。
人財採用サービスに関わっていると、毎年のように感じる現象です。
一般的には、こう説明されることが多いでしょう。
- 年度の区切りで気持ちが切り替わる
- 評価やボーナスを受けて転職を考える
- 新年度に向けて求人が増える
どれも間違いではありません。
しかし、現場の実感としては、本質は、もう少し深いところにあります。
「決断」ではなく「諦め」
3月に動く人たちは、
その場で突然「転職しよう」と決めたわけではありません。
本当は、もっと前から迷っていたはずです。
- この会社でいいのか
- 評価は妥当なのか
- この働き方は続けられるのか
そうした違和感を抱えながら、日々の業務に追われ、判断を先送りしてきた方々が
3月という区切りで、「もういいか。ここは変わらない」と決断します。
これは前向きな決断というより、期待していた会社を諦めた瞬間です。
応募が増えたとき、本当に見るべきもの
応募数が増えると、企業側はついこう考えます。
「この時期は人が動くから、採用のチャンスだ」
もちろん、それも一面では正しいのですが、それだけで終わらせてしまうと危ういです。
なぜなら、その現象は決して他人事ではないからです。
あなたの会社にも同じ状態の人はいないか
ここで一度、視点を内側に向けてみてほしいです。
- なんとなく元気がない社員
- 発言が減った社員
- 仕事はこなしているが、熱量が感じられない社員
その人たちは、本当に問題がないのでしょうか。
もしかすると、まだ辞めていないだけで、気持ちは離れかけているという状態かもしれません。
そしてそのまま3月を迎えたとき、外に向かって動き出す可能性があります。
年度変わりのタイミングで考えてほしいこと
3月に応募が増えるという現象は、単なる季節要因ではありません。
それは、社内で蓄積されていた違和感や不信感が一気に表に出てくるタイミングとも言えます。
だからこそ、本当に見るべきなのは、応募数が増えたかどうかではなく
社内に同じ兆しがないかどうかです。
年度変わりでバタつく時だからこそ、ぜひ社内の今いる財産である社員さんに目を向けてみてください。
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