
「こんなに頑張ってるのに…」の裏側にあるもの
評価面談や人事発表の帰り道、ふとため息が出た。
「頑張ってるのに、なんで伝わらないんだろう」
上司にも、部下にも、お客様にも、思いはある。
でも結果だけ見れば、思うように届かない。
そんなとき、私たちはつい「相手がわかってくれない」と感じてしまいます。
けれど、その気持ちの奥には、“認められたい”という自然な人間の欲求が隠れています。
努力しているのに報われないときほど、実は――
「相手のため」ではなく、「自分が認められたい」という気持ちで動いていたのかもしれません。
“相手のため”とは何か?
「相手のためにやったのに」
この言葉を口にしたことがある人は多いでしょう。
けれど、「相手が求めていること」を見誤っていることも少なくありません。
たとえば、
- 部下が困っているからと、全部手伝ってしまう。
でも本人は「自分でやりきりたかった」のかもしれない。 - お客様に“提案”をしているつもりが、
相手は“まず話を聞いてほしかった”だけかもしれない。
「相手のため」とは、
自分が良かれと思うことを押し付けることではなく、
相手が本当に望んでいる結果に寄り添うこと。
その違いに気づいたとき、
人はようやく“信頼される存在”へと変わっていきます。
承認欲求を手放した瞬間に始まる“本当の貢献”
「認められたい」という気持ちは誰にでもあります。
でも、それを手放す勇気を持ったとき、
私たちは初めて“本当の相手視点”を持てるようになります。
なぜなら、承認を求めているうちは、
相手の反応ひとつで心が揺れ、行動がぶれてしまうから。
本当に相手のために動ける人は、認められようとしない人。
評価されるかどうかではなく、
「相手にとって最善かどうか」で判断する。
そうして行動しているうちに、
不思議と人から信頼され、結果として一番認められるようになります。
“相手視点”で動ける人が信頼される理由
- 相手の本質的な課題を理解しているから、行動が的確になる。
- 結果よりもプロセスで信頼を積み上げられる。
- 他人の評価に左右されず、安定した姿勢を保てる。
報われない時間こそ、“本当の自分”を育てる時間。
相手視点を磨くほど、あなたの努力は静かに形になっていきます。
最後に ― 認められる人ほど、認められようとしない
人にどう見られるかではなく、
「この人のために、何が一番いいか」を考え続ける。
そんな人の姿勢に、信頼は自然と集まります。
報われないと感じたときは、
「誰のために頑張っているのか?」を、静かに問い直してみてください。
その答えが“相手のため”に変わった瞬間、
あなたの努力は、必ず報われ始めます。
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