
中小企業における原価管理の精度は、経営の安定性に直結します。
「トータルで黒字なら問題ない」と捉えがちな現場にこそ見直してほしいのが、個別原価管理という考え方です。
カクゴでは、全ての案件で付加価値(粗利)管理を徹底し、赤字案件をゼロに抑える仕組みを運用しています。
実際の社内運用とともに、導入のメリットやお客様から高く評価された背景をご紹介します。
■カクゴの個別原価管理
一般的な管理方法では「月単位」や「部門単位」で収支を確認することが多い中、
カクゴではひとつひとつの受注案件ごとに下記の5項目を算出しています。
①売上
②外注費
③付加価値(売上-外注費)
④人件費(人が動く時間)
⑤営業利益(付加価値-人件費)
案件ごとに「見積提出前」と「受注後」に社内承認が必要となり、見積り承認フローも組織内で標準化しています。
このようなフローを徹底することで、付加価値ベースでの赤字案件が生まれません。
もちろん、人件費を含めるとマイナスになってしまう小規模案件もありますが、
それも「見える化」されていることで、関わる社員が共通の課題として捉えることができています。
■個別原価管理を徹底する理由
「そんなに細かく見積り承認するの?」「数千円の案件まで予算を立てるの?」
--そう思われる方もいるかもしれません。
しかし、「一件ごとの赤字が、気づかぬうちに全体をむしばむ」ことがあります。
だからこそ、「このコストは本当に適正か?」という問いを、すべての案件で確認する文化を大切にしています。
個別原価管理は、管理のための管理ではなく、「全員で経営をしていく」ための仕組みです。
それは社員にとっても、そしてお客様にとっても、信頼と安心につながるものです。
赤字案件を減らし、現場経理の精度を高めたい中小企業の方々にとって、本記事が一つのヒントになれば幸いです。
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