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2025.10.28

「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」──上杉鷹山に学ぶ、現代経営者のカクゴの磨き方

2025.10.28

江戸時代の名君・上杉鷹山は、財政難に苦しむ米沢藩を立て直した名君として知られています。「為せば成る、為さねば成らぬ何事も。成らぬは人の為さぬなりけり」。現代の私たちは「何かをしないことで命を落とす」ことはありませんが、何もしないことで時代の変化に乗り遅れ、経営難に陥ることはあり得ます。200年以上経った今も多くの経営者・リーダーに引用される名言を紐解きます。

「成らぬは人の為さぬなりけり」──行動しない理由を人や環境のせいにしていないか?

「設備が足りない」「人が育たない」「時間がない」。
現場でも経営でも、このような言葉を聞かない日は無いのではないでしょうか。
なぜなら、行動しない理由はいつでも見つけることができるからです。

しかし、上杉鷹山が言う「成らぬは人の為さぬなりけり」とは、
「できないのではなく、やらないだけ」という厳しくも真理を突く言葉です。

環境が整うのを待つのではなく、小さくても一歩動くこと。
それが、どんな時代にも通用する「為す者の覚悟(カクゴ)」です。

為す者は“デジタル”より“人”を磨く

私たちが経営改善・現場改善のご支援をさせていただく中で強く感じるのは、
「DX(デジタルトランスフォーメーション)」とはツール導入ではなく、“人”の変化から始まるということです。

まずはアナログでも、仕組みを回す。
仕組みが回るからこそ、デジタル化しても手戻りがない。

つまり、「為せば成る」とはテクノロジーや利器の導入の話ではなく、
人が“為す”意思を持つことが一丁目一番地なのです。

「カクゴの磨き方」──行動の積み重ねが人財を育てる

どんなに小さくても、今日一日「為す」ことを突き詰め、計画し、行動を起こす。
考え続けて動かない時間は、停滞と同じです。

上杉鷹山が藩政改革を成し遂げたのも、
毎日一つずつ「為す」ことを積み重ねた結果でした。

私たちもまた、人と企業の成長を“為す”覚悟を磨き続ける存在でありたい。
そう想い続け行動を起こします。

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