新社屋を計画する中で、私たちが何度も話し合ったテーマがあります。
それは、
「災害が起きたとき、社員をどう守るか。」
ということでした。
地震や台風など、大きな災害が発生したとき。
まず守るべきなのは、お客様でも建物でもありません。
社員と、その家族です。
そして、地域から必要とされる会社であり続けるためには、災害時に地域の力になれる存在でありたい。
そのためには、「建物がある」だけでは意味がありません。
災害時でも最低限の機能を維持できるインフラを確保することが必要だと考えました。
本当に必要なインフラは何か
防災対策を検討する中で、さまざまな案が出ました。
- 井戸水を掘るべきではないか。
- ガス発電機を設置した方がいいのではないか。
- 非常用電源はどうするか。
それぞれにメリットがあります。
だからこそ、「どれを優先するべきか」を何度も話し合いました。
その結果、私たちが選んだのがV2Xでした。
V2Xを選んだ理由
V2Xは、太陽光発電でつくった電気を活用し、電気自動車への充電や、必要に応じて建物へ電気を供給することができる仕組みです。
平常時は、再生可能エネルギーを有効活用しながら電気自動車を充電できます。
そして災害時には、その電気を建物へ供給することで、停電時でも最低限の機能を維持できます。
「普段も使える。」
「もしもの時にも役立つ。」
その両方を実現できることが、大きな決め手になりました。
電気を送る場所は、「食堂」を選びました
災害時、V2Xで建物全体の電気をまかなうことはできません。
だからこそ、「どこに電気を送るのか」を考える必要がありました。
事務所へ電気を送るという案もありました。
しかし私たちは、1階の食堂を選びました。
理由は、とてもシンプルです。
食堂は、社員全員が集まりやすく、誰でもすぐに利用できる場所だからです。
災害が起きた直後は、仕事をすることよりも、まずは社員の安全を確保することが最優先です。
家族と連絡を取る。
情報を共有する。
落ち着いて次の行動を考える。
そのための場所として、食堂が最もふさわしいと考えました。
「社員が無事に家へ帰るまで」を支える場所
私たちが目指したのは、大きな防災施設ではありません。
まずは、社員が安全に家へ帰るまでの一時的な避難場所になることです。
そのため、新社屋にはV2Xだけでなく、防災備蓄も整えています。
災害時に不安な時間を少しでも安心して過ごせるように。
社員とその家族を守るために。
そして、地域に必要とされる会社であり続けるために。
設備を選ぶときも、私たちは「何を導入するか」ではなく、「誰のために、何を守るのか」という視点を大切にしています。
V2Xは、その考え方を形にした設備の一つです。
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