「仕事は増えている」
「工場は毎日忙しい」
それなのに、なぜか利益が残らない。
製造業の経営者の方から、こうした相談をいただくことは少なくありません。
現場は忙しく、設備もフル稼働している。それでも決算になると利益が思ったほど残らない。
このような会社には、ある共通点があります。
それは 「原価が見えていない」ことです。
忙しさと利益は必ずしも一致しない
工場が忙しいと、なんとなく「会社は儲かっているはず」と感じてしまいます。
しかし実際には、忙しさと利益は必ずしも一致しません。
会社の利益はシンプルに考えると
売上 − 原価
で決まります。
どれだけ売上があっても、原価が高ければ利益は残りません。
つまり、忙しくても利益が出ない状態は十分に起こり得るのです。
製品ごとの利益が分かっていない
多くの中小企業では、
・どの製品が利益を出しているのか
・どの製品が利益を圧迫しているのか
を正確に把握できていないケースがあります。
例えば、
・昔から続いている仕事
・数量は少ないが断れない仕事
・見積を長年見直していない仕事
こうした案件が積み重なると、工場は忙しくなります。
しかしその中には、実はほとんど利益が出ていない製品や、
場合によっては赤字の製品が含まれていることもあります。
外注費が増えても気づきにくい
原価が見えていない状態では、外注費の増加にも気づきにくくなります。
忙しくなれば外注を使うことは自然な判断です。
しかし、外注費がどれだけ利益を圧迫しているかが見えていないと、
「売上は増えているのに利益は増えない」
という状態が起きてしまいます。
結果として、工場は忙しいのに会社の体力は少しずつ削られていく、という状況になってしまいます。
原価が見えると経営判断が変わる
逆に、製品ごとの原価が見えるようになると、経営判断は大きく変わります。
・利益の出ていない製品を見直す
・外注の使い方を検討する
・作業工程の改善を進める
といった具体的な判断ができるようになります。
忙しさの裏側にある問題が、初めて見えるようになるからです。
忙しさの裏側を見ることが経営改善の第一歩
工場が忙しいこと自体は決して悪いことではありません。
しかし、忙しさだけを見ていると、本当に見るべきものを見失ってしまうことがあります。
・どの仕事が利益を生んでいるのか
・どこにコストがかかっているのか
こうした構造を把握することが、経営改善の第一歩になります。
忙しいのに儲からない。
もしそんな状態が続いているとしたら、その原因は 「原価が見えていないこと」 にあるのかもしれません。
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